公立高校の受験では、定員割れしているにもかかわらず受験生が不合格になることがあります。
「定員内不合格」と呼ぶのだそうです。
2022年度の全国統計によると、100人以上が不合格になっている県がいくつかあります。
一方で、9都道府県は0人です。
その一つ、東京都の場合、都立高校の約4分の1で定員割れだったということです。
岩手県は41人でした。
不合格の理由は何でしょう。
障害があるという理由で不合格になったのではないか、
という事例が最近問題になっているようです。
しかし、多くの場合は成績でしょう。
他の受験生に比べて点数がかなり低い場合は、
たとえ定員割れしていても不合格になって当然とも考えられます。
入学してから赤点ばかりで、結局退学ということではかえって本人のためになりませんから。
でも、そういう考えは古いのかもしれません。
空きがある以上はとりあえず全員入学させる、こういう方向に動いていきそうな気がします。
東京都などは、おそらくそういう考え方なのでしょう。