2019年7月12日金曜日

『外国語の水曜日』続き

「学習法としての言語学入門」という章の、日本語文法(国語文法ではありません)

の話も興味深いものです。

たとえば、「書いている」のように国文法で動詞+助詞+補助動詞の形の表現が、

最初の動詞の種類によって、「遊んでいる」というふうに助詞が「で」になることがあり、

その場合分けが外国人学習者には難しいというのです。

確かに、普通の日本人がそんなことを尋ねられたら、

「理屈ではありませんよ。習うより慣れよ、ですよ。」などと言ってごまかすでしょう。

(ネイティブスピーカーの利用方法として、著者が「文法の質問をしてはいけない」

と注意しているのもうなずけます。)

これを英語に置き換えて考えると、やはり文法より、慣れて覚えることが大事だな、

となるでしょうが、どれくらい覚えればいいのかについて、

著者は1万の例文と書いています。

ただ、そういった丸暗記の学習法を推奨しているわけではなく、

「文法を学ばずに外国語学習をすることは、地図なしに見知らぬ土地を歩き回るようなもの」

とも言っています。

「地図なんか持たずに歩き回る方が好きだ。」という人もいるでしょうが。