2025年6月28日土曜日

教科書準拠問題集

あるサイトに、小中学生用の教科書準拠問題集について、次のような式が載っていました。

市販品<塾用教材

教科書準拠問題集については、市販品(文理か新興出版社のものでしょう)よりも、

塾用教材の方が優れているということらしいです。

実際に比べてみると、市販のものはカラフルで付録等が数多くついているのに対し、

塾用教材は作りがシンプルで、問題数がかなり多くなっています。

これは購入者側から見ると、納得できる違いです。

市販品は、お子さんが自分で家庭で使うことを前提としており(親御さんがやらせたり、

教えたりすることもあるかもしれませんが)、

子供自身が取り組みやすいものでなければなりません。

一方、塾用教材を選ぶのは塾で、

お子さんの取り組みやすさはあまり重視する必要はありません。


さらに、次のような式もありました。

市販品<塾用教材<学校専用教材

ほとんどの学校で教科書準拠のワークを使わせていますが、

これこそが一番良い教材だと言うのです。

確かに、定期試験ではワークの問題がそのまま出ることもありますし、

あれこれ教材を使うより、これを極めるのが一番かもしれません。

お金もかかりませんし。

ただ、宿題として課されている場合、一度書き込んでしまうと後で試験前に復習する、

といったことができなくなります。

そこで、あらかじめコピーを取っておいたり、

フリマサイトに出品されている物を高値で(4倍以上!)買う親御さんもいるようです。


ところで、中学生の英語の学校専用教材に「エイゴ ラボ」(正進社)というものがあり、

オークションサイトではよく見られますし、宮古地区でも使っている中学校があります。

いろいろと工夫の凝らされた優れた教材だと思いますが、残念なことに、

このワークは教科書準拠ではありません。

単語帳こそ教科書に合わせて作っていますが、本冊の方はUniversal Editionということで、

各教科書に沿っていません。

(少子化で、各教科書に合わせた内容のものを作っていたのでは、

採算が取れなくなったからかもしれません)

ですから、お子さんが授業の進み具合に合わせて、

一人で勉強していくという使い方は難しいでしょう。