あるサイトに、小中学生用の教科書準拠問題集について、次のような式が載っていました。
市販品<塾用教材
教科書準拠問題集については、市販品(文理か新興出版社のものでしょう)よりも、
塾用教材の方が優れているということらしいです。
実際に比べてみると、市販のものはカラフルで付録等が数多くついているのに対し、
塾用教材は作りがシンプルで、問題数がかなり多くなっています。
これは購入者側から見ると、納得できる違いです。
市販品は、お子さんが自分で家庭で使うことを前提としており(親御さんがやらせたり、
教えたりすることもあるかもしれませんが)、
子供自身が取り組みやすいものでなければなりません。
一方、塾用教材を選ぶのは塾で、
お子さんの取り組みやすさはあまり重視する必要はありません。
さらに、次のような式もありました。
市販品<塾用教材<学校専用教材
ほとんどの学校で教科書準拠のワークを使わせていますが、
これこそが一番良い教材だと言うのです。
確かに、定期試験ではワークの問題がそのまま出ることもありますし、
あれこれ教材を使うより、これを極めるのが一番かもしれません。
お金もかかりませんし。
ただ、宿題として課されている場合、一度書き込んでしまうと後で試験前に復習する、
といったことができなくなります。
そこで、あらかじめコピーを取っておいたり、
フリマサイトに出品されている物を高値で(4倍以上!)買う親御さんもいるようです。
ところで、中学生の英語の学校専用教材に「エイゴ ラボ」(正進社)というものがあり、
オークションサイトではよく見られますし、宮古地区でも使っている中学校があります。
いろいろと工夫の凝らされた優れた教材だと思いますが、残念なことに、
このワークは教科書準拠ではありません。
単語帳こそ教科書に合わせて作っていますが、本冊の方はUniversal Editionということで、
各教科書に沿っていません。
(少子化で、各教科書に合わせた内容のものを作っていたのでは、
採算が取れなくなったからかもしれません)
ですから、お子さんが授業の進み具合に合わせて、
一人で勉強していくという使い方は難しいでしょう。