かなり古い本ですが、『灘中の数学学習法』という本を読んでみました。
有名私立の中高一貫校と言えば、授業の進度が速いことが知られています。
灘中学の数学の授業では、1年とちょっとで中学の内容を終え、
それからはじっくり高校の内容を学習し、受験対策を行っていきます。
大学受験での有利性は明らかでしょう。
地方でもトップクラスの公立の進学校に入学できるような生徒なら、
中学の範囲を1年あまりで終えるような授業でも十分についていけるはずです。
しかし、地方ではそのようなカリキュラムで授業を行なう中学がないため、
高校入学時には首都圏の私立高校の生徒との間で大きな差が生じてしまいます。
高校の3年間でこの差を縮めるのは難しく、
地方の進学校の生徒がそれなりの大学に入るためには、
浪人を覚悟せざるを得ないということになるわけです。
巻末に実際に出題された期末試験問題があります。
2年生の2学期ぐらいになると、大学入試レベルの問題もちらほら出題されています。