衆議院議員(元大臣)猪口邦子さんの英語学習方法が載っていたので紹介したいと思います。
丸暗記は最良の英語上達法
十代前半を過したサンパウロのアメリカンスクールはアジア人禁制だった。
そこに通ったのは、父が学校当局に掛け合ってくれたおかげだ。当然、肩に力が入る。
「武士の一分」ならぬ「子供の一分」を保たなければならない。英語を死に物狂いで勉強した。
音読、繰り返し、暗記。勉強法はこれに尽きる。
単語を覚えるためのノートやカードを何冊もつくり、毎日せっせと読み、書いた。
一度覚えた単語も毎日最初から繰り返す。
意味を悟り、綴りはアルファべットをそのまま覚える。
アップルは「エイ・ピー・ピー・エル・イー」。
この世をあきらめたと思って自ら修練を課した。使える単語をひとつでも多く増やす。
何千も知っていれば、まず本が読める。単語がわかれば文法は後からでも簡単に学べる。
次は定型文を丸暗記する。英作文ができるようになる。
応用を利かすには頭に収まっている単語を入れ替え、あてはめればいい。
軍縮大使になったときもこのやり方だった。まず条約をほぼ丸暗記する。
交渉相手がたとえば「十五条二項は・・・」などと言いながらファイルを開こうとしたら、
すかさず条文を諳んじる。それだけで心理戦で優位に立てた。
いまは議員として海外からお客を迎えることが増えた。
それは楽しみだが、英語力が鈍ったと感じることもある。
そこで朝の十数分間、自宅へ届くヘラルドトリビューン紙の一面記事の音読をしている。
声に出すとわかるけど、日本語と英語では喋るときに使う顔の筋肉が違う。
表情や身振り手振りも異なる。音読は筋力トレーニングでもある。
アメリカンスクールでは英語のシャワーを浴びるような授業の毎日だった。
それに立ち向かおうと、自ら編み出した勉強法。 今からでも英語が上達したい人にお勧めだ。
論語にも、学びて時にこれを習う、亦た説ばしからずや、とある。
二ヶ月間、ほかのことを全部あきらめて続けてみてください。