英作文があるなら、古文作文もあっていいのではないかと思っていましたが、
『大学入試の「国語」』によると、それに似たようなものが戦前は入試問題になっていたと知り、
驚きました。
左ノ口語ヲ普通文ニ訳セヨ
「自分の望の届くやうにつとめもしないし、又其の望の仕遂げられるかどうかを考へもしないで、
無暗にさきの事を当てにするのは、なまけ者の常だ。・・・」
解答例
「己ガ志望ヲ達セント努ムルコトモナク、又其ノ志望ノ達セラルベキカ否カヲモ考フルコトナクシテ、
徒ニ前途ノ成功ヲノミ期スルハ、コレ懶惰(らいだ)ナル者ノ常ナリ。・・・」
1909年(明治42年)の第八高等学校の試験問題だそうです。
ここでいう「普通文」とは漢文訓読の文体の「文語文」で、当時のエリートには
このような文章を書けることが要求されていたということです。